1.夫の浮気から離婚まで

妻のココロ(3)/浮気発覚後にできた大きな溝

目安時間 6分

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浮気が発覚し窮地におちいり

「ごめん、あの子と一緒にいたいんだ」と

妻と生まれて間もない子供を置いて

一度は出て行った旦那

 

旦那が出て行くとき

正直もうこんな奴はいらないと思ったので

荷物まとめるのも手伝って

「はいさようなら、さっさと行けよクソやろう」

と内心思いながら玄関まで見送って

わざとらしく子供を大事そうに抱っこして、辛そうに別れを惜しんでる様子に

「馬鹿じゃないの、さわらないでよ」

と思いつつも言葉にはしなかったが

 

旦那がでてった後に残された赤ん坊と二人

ぼーぜんとした気持ちだったけど

「仕方ない、強く生きていこう」と思ったりしていた

涙はでなかった

 

現実なの悪夢なのか、よくわかっていない状況だったのかもしれない

 

そしてそのままなんとなく一日が過ぎて

どーしようかな、と思っていたところに

 

謎に旦那が帰ってきた

 

旦那曰く、

「彼女といろいろ話し合ったんだ

「奥さんに悪い事したね。慰謝料払わないとね、と話したんだ」

「だけど、やっぱりこんな事はしてはいけない。ということになってさ」

 

出てった翌日に帰ってくるという非常にダサい結末に

あきれかえった

覚悟もない、そんな陳腐な恋愛の為に

簡単に捨てられる妻子ってなんなの、と虚しくみじめな気持ちになった

そして

ダサい出戻りのくせに「お前の為に別れてやった」ぐらいの上からの態度で反省の色もないまま

(今思えば、彼女にふられた感じだったのかな。事が大きくなって彼女が引いたのかもしれない)

 

なんとなくそのまま夫婦生活を継続する流れとなった

 

当時私は、下に見られる事を受け入れてたんだと思う

私は温室育ちでのほほんとしたあまっちょろい人間だったし

全てのスタンスが「受け身」だったから

だからよけいに、馬鹿にされたのかもしれない

 

内心は傷つきながらも、表面はいい顔をした

感情を爆発させて相手を罵倒するという事ができない人間だった

 

本当はあの時、気持ちを隠さず思い切り爆発させられたら

良かったのかもしれない

そしたら浮気後の夫の態度も少しは変わったのかもしれない

亭主主導の家庭に甘んじてしまったのも

夫を調子にのせる原因の一つとなったのだと思う

 

(余談ですが..そんな反省から、今はすっかり強くなりました)

 

そして浮気発覚後の、家庭再構築は

思い出したくもないくらいの

苦しい毎日となったのでした

 

信用できない相手と暮らすって事の難しさをひしひしと感じる毎日

また傷つくことへの恐怖と警戒心も働き

旦那に普通に接することができなくなりました

 

夫婦の間には変な溝ができて

日々その溝は深まるばかり

学生時代からの長い付き合いの間柄だったのに、すっかり他人のような距離感になってしまいました

 

表面的には普通に会話して普通の夫婦のようなムードだけど

心は全く寄り添っていない状況

何も楽しいことがなく、淡々と日々を過ごす毎日

唯一子供の存在だけがわたしの心を癒してくれました

 

旦那はわたしの気持ちなど知ろうともせず

寄り添おうともせず

静観を決め込み、暗くなった家庭に明るさを取り戻すための努力など

する気も、さらさらなく

 

別れた彼女は夫の職場の後輩で、別れたあとも毎日顔を合わせていたので

家庭再構築の為には、とにかく彼女に釘だけはさしておきたいと思い

彼女と二人で会って話をしたいと

段取りを頼んだ時には

「彼女がかわいそうだ」と、そんな「暴言」がすっとでてくるという

とんだ勘違い野郎

「かわいそうなのは私のほうだ!!」ととても悲しくなったけど

口に出すことはしませんでした

 

そしてそんな虚しい暮らしがしばらく続き

だんだん浮気のほとぼりはさめつつある、そんなムードのが漂い始めたころに

 

たまたま旦那が飲み会で帰りが遅くなった日があり

 

そこで私の心に、スイッチがはいってしまいました

「フラッシュバック」というやつです

浮気が発覚した日の気持ちがよみがえり

また浮気をしているのではないかと思ったらいてもたってもいられなくなり

気が狂いそうになり

子供の面倒も見られないほどの精神状態になってしまい

 

結局、その夜夫が帰って来るのを待たずに

子供を抱いて実家に帰りました

 

真夜中に実家のチャイムを押し

「もう我慢できないから、帰ってきた」と両親に話すと

両親は何も言わず家に入れてくれました

 

その後一年近く、別居生活が続きました

 

次に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

ひかりお

バツイチアラカン主婦

ひかりお

結婚4年目の26歳の時に妊娠出産、27歳の時に夫の浮気が原因で離婚。 その後母子家庭時代を経て、離婚歴のある男性と再婚し今に至ります。 遠い過去の嫌な思い出を掘り起こし文章にする作業は少し苦しい事だけど、同じような境遇におかれ悩んでいる方に、私のつたない経験が何か役にたてたら、苦労が報われるかなと思っています。

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