再婚(1)/出会いまで

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離婚後、母子家庭として歩みだしたのが27歳の時
22歳で結婚し、夫の浮気が発覚するまでは
のほほーんと生きてきた
キャリアも何もない
上手に自己主張もできないし、自分を守るすべも身につけていない
人として未熟で
母親としても未熟だった
離婚してからの人生は猛烈な社会勉強の日々となった
当時はめずらしい平成初期の「母子家庭」
まわりから色眼鏡でみられる事が多く、嫌な思いもたくさんした
アパートを探しに不動産屋へ行けば、アパートではなく嫁ぎ先を紹介された
「緑内障で仕事が出来なくなった元同僚がいるんだけど、嫁にいかない?
紹介するよ」と不動産屋のおっさんに言われたり
仕事先では、「釣銭泥棒」の疑いをかけられ、会議の場でつるし上げられたこともあった
(その後、犯人がみつかり疑いははれたが、嫌な思い出として一生心に刻まれる出来事となった)
家庭がほしかった
支えてくれる旦那様がほしかった
ひとりは心細くてさみしかった
甘ったれで依存したいタイプの人間だったので
結局一人になってからも
「誰か」を求める日々だった
でも、ろくな相手はつかまらず(男を見る目もない)
軽く見られ、扱われ、嫌な思いをする事ばかりが続いた
結局、数年で心がボロボロにすりきれた
もう「誰か」をもとめるのはやめようと思った
子供と二人
地に足をつけてきちんと生きていこうと思った
そんなタイミングで現れたのが今の夫だった
次へ続く
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